連綿って書きやすい文字と、書きにくい文字があるけど・・・
そう、連綿は、前回の連綿ABCコースは、書きやすいよね。今回は、「書き憎い・・・」連綿を書きやすく!!する方法を見ていこう♪
仮名 連綿の書き方 遠い連綿【Dコース】
下記の図のように、上文字の終筆と下にくる文字の起筆が遠い場合があります。
連綿したいけど、連綿しづらい時・・・は、どう書くか?!を解説します
先ほどの図で見たように、文字の組み合わせの中には、下の【Dコース】のようにお互いが遠い位置の場合があります。
こんな時の、対処法を3つにまとめました。
遠い連綿を書く時のポイント3つ
【Dコース】(上下の文字の終筆と、起筆が遠い場合)
一つづつ、説明します。
例:「はて」
無理に連綿をすると、ひらがなを変形しすぎて形が変わりすぎる・・・となります。
それなら最初から、この部分は連綿しないと決めて書いてもOKです。散らし書きとも言います。
上下の文字を連綿したいときに、上の文字からの連綿線を縦ぎみにして書くと連綿しやすくなります。
Dコース、黄色ラインを縦ぎみに書くとこで、長さが短くなり上下の文字の距離が近くなります
どうしても連綿が必要、ここは連綿して書きたい!となった時に、連綿しやすい文字にするため、文字を変えて草がなを使うことで、下の③のコースになるように変更することができます。
草がなを使うと連綿がしやすい
仮名は、連綿することにより、自然な文字の流れを生み出すことができます。
また、縦っぽい連綿や横に動きのある連綿もあり、行の幅や表情を自在に変えることができます。
例えば、下の草がなは、「にはにたつ」を異なる草がなで書いたものです。
※読むときは、「にわにたつ」・・・「は」を「わ」と読みます
幅とか、縦っぽいとか、見た目が違いますね。
例えば、草がなを一切使用しないと決めてしまうと、とんでもないひらがなの形ができ、読み手にとってわかりにくくなります。
全てを覚えようとしなくても、簡単な草がなは覚えた方が良いですね。
補足 草がなを覚える方法
①草がなのみを書いて暗記
②和歌を書きながら覚える
①は、暗記がもともと得意な方はいけると思います。
私は②の方法で進めました。というより、暗記が苦手でした。
なので、和歌を書きながら覚えました。それも初めから、覚えようとして習っていたわけでもなく、手本を見て、書いていました。
ちなみに、もともと和歌に興味があったか?と聞かれると、ほぼ知りませんでした。
高校の時の古典も古典用語を覚えることに苦戦したくらいです(;^_^A
もし、古典が好きで歌を詠むことを趣味にされているかたは、すんなり仮名の世界に入っていけると思います。
私は教室に通っていたので、先生にわからない古典用語があればすぐに聞けました。
いまは、ネットで調べることもできるので、わからない言葉の並びは、すぐに調べられますね。
手本を使わずに、万葉集の歌を自分で仮名で書いてみた!!が一番早かったです。
はじめは慣れずに、辞書を片手に草がなを調べました(;’∀’)が・・・
何回か歌を変えて書いているうちに書きやすい草がなが出てきて、自然に覚えることができました。
少しづつ、文字のストックが増えていくと、スラスラ~と書けている気がして、完全に自己満足ですが、上手くなった気がして楽しさが倍増しました♪
仮名文字の雰囲気が好きで、線や作品を作ることに興味がある、あなた!!ならできます^^
ちなみに、子育て中は、教室に通う頻度は落ちました。半年に1回~2回、顔を出す程度でしたが、教室に行くと刺激をうけてまた書いてみよう!と思えるようになりました。
まずは筆選びから、仮名書道に使う道具もまとめてあるので良かったら読んでみてくださいね^^
https://fumikana.com/kanasyodou-tool/かな書道 道具 で紹介しています!!
https://fumikana.com/kanasyodou-how-to-choose-brush/筆のおすすめはこちらで紹介しています!!
コメント
揚げ足取りで恐縮ですが、あるまじき間違いですので、ご指摘させていただきます。
「書きずらい」「連綿しずらい」などという表記が散見されますが、
「〜し辛い」ですから、仮名遣いは「ずらい」ではなく「づらい」です。
「ず」と「づ」の区別がつかないのは、
「小遣い」を「こずかい」と書いてしまう幼児並の間違いです。
「仮名遣い」を「かなずかい」と書くくらい恥ずかしい間違いです。
かなの書き方を解説するページでありながら、仮名遣いが間違っているのは、とても悲しく残念に思いました。
コメントありがとうございます。ご指摘も大変ありがとうございます。
ブログの更新ができていませんが、訂正しながらまた更新したいと思います。