初心者かな書道 紅葉「もみじ」の歌をかいてみる

かな書道

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日本各地で色鮮やかな紅葉がみれる季節になりましたね。

かな書道で「もみじ」の歌の歌い出しを書いてみました。

「秋の夕日に照るやま紅葉...」

ポイントは、

連綿(れんめん)という2文字以上がつながる所がある。

筆の息継ぎを意識する

”草がな”使ってみる

ひとつづつ紹介します!!

連綿を使います

連綿(れんめん)とは、2文字以上の文字がつながる所を言います。

つながって見える箇所ではありますが、休み休み書けるのでご心配なく^^

簡単に言うと、1画ごとに休みながら書くような感覚で書いていきます。

見ていきましょう

「き」から「の」にかけて連綿です。

「き」の終画(さいごの1画のこと)と「の」の1画目がつながって書いています。

ポイントとして、黄色のラインで、「の」から「夕」に入るときの筆の運びを矢印で線をつけました。

こんな風に「の」から「夕」の1画に入るときには、筆の流れをこの様にすると良いです。

すると、作品がつながって見えます。

息つぎとは・・・

かな書道では、つながっては見える作品も、書いては筆を休め、次の1画へつながるように書いていく場所があります。

先ほどの「あきの夕日ニ」の所にも「息つぎ」と表示がありますが、その部分で次の1画へ向けて筆を紙から話してもOKです。

「てるやまもっみじ」を見てみましょう

「息つぎ」は、青●の所です。

かな書道は、書いている途中に紙を書きやすい方向に動かします

それも息つぎの所で動かすことがベストです。

草かなとは...

かなは、漢字をかりて、表音文字として発達してきました。

つまり、漢字の音をあてていったために、音によっては、いくつも文字があります・・・??ってなりますよね。

例えば、「は」は、「波、者、盤、八、半」などを使います。

今回、「あきの夕日ニ」の「に」→「ニ」にしました。

「てるやまもみじ」「ま」→「万」で書いています。

先ほどの、「は」には、いくつもの表音文字があり、その表音文字で和歌を音のとおりに表すようになり、歌を連続して書くようになったそうです。

そして、平安時代より和歌や物語・日記が書き綴られるなかで連綿が多くなり、姿は単純なたて線化したものに変わって、もとの文字がわからないほどに省略された・・・という歴史があります。

現代のかな作品にも草かなが使われています。

読みにくいのになぜ??と思ってしましますが、「草かな」を使うことによって自由な表現、変化をつけやすくなります。

「草かな」わからないと、書けない!?と思いそうですが、私もはじめのうちは全く理解していませんでした。

少しづつ、1つづつ、歌を書いていくことで文字のストックを増やしていく、自然と読めて、書けるようになるといったパターンです。

最後に、ポイントをもう一つ。赤線を見てください。

少し、左右に膨らみを持たせています。

そうすることで、作品に広がりを感じることができます。

こちらの「もみじ」は、「も三じ」となっています。

「み」→「三」にしました。

文字を変えるだけで、少し違って見えます。

どちらが、文字のおさまりがいいか?

どちらが好きか?自分の好きな雰囲気を感じとってみましょう♪

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